不動産コラム

2025/10/15

【高山市】不動産の終活とは?不動産を整理するやり方や注意点もご説明

近年、「終活」という言葉が広く知られるようになりました。自分の人生の最終段階に向けて、家族に迷惑をかけず、安心して日々を過ごすための準備を意味します。その中でも見落とされがちなのが「不動産の終活」です。高山市では古民家や空き家を含め、複数の不動産を所有している方も多く見られます。子ども世代が都市部に移住しているケースも多く、「実家を誰が継ぐのか」「相続税はどうなるのか」など、不動産に関する悩みは深刻化しています。この記事では、高山市で不動産の終活を進めるうえでのポイントや手順、注意点をご紹介します。

■ なぜ不動産の終活が必要なのか?

不動産は他の財産と異なり「分けにくい」「維持に費用がかかる」「売却に時間がかかる」という特性があります。たとえば、次のような問題が発生することも少なくありません。

・相続人が複数いて、誰も管理したがらない

・老朽化が進み、固定資産税だけが毎年かかる

・売却のタイミングを逃し、買い手がつかない

高山市のような地方都市では、不動産価格が都市部ほど高くないため「売却しても思ったより資金にならなかった」ということもあります。そのため、早めに方向性を定めることが重要です。

■ 不動産の終活、3つのステップ

終活といっても、やるべきことは一気には進みません。まずは次のステップを踏んで整理を始めましょう。

1. 所有する不動産の把握と評価

まずは自分が所有している不動産をリストアップします。土地・建物・田畑など、すべての資産の名義、用途、評価額、利用状況を把握しましょう。特に以下の点を確認しておくとスムーズです。

・登記簿の名義(自分名義になっているか)

・固定資産税評価額と課税通知書

・利用状況(空き家、貸している、住んでいる)

・相続時の評価額や税の概算

高山市内であれば、市役所や地元の司法書士、不動産業者に相談することで調査が可能です。

2. 今後の方針を決める(売る/残す/譲る)

不動産の将来の扱いについて、大まかな方向性を考えます。

・売却:自分が元気なうちに売ることで、現金化でき、子どもへの負担も減ります。

・譲渡:贈与税などに注意しながら、信頼できる家族に早めに名義変更しておく。

・残す:遺言書などで意思を明確にしておく。相続トラブルの回避に有効です。

迷う場合は、「空き家バンク」「不動産業者の無料査定」「税理士の相談窓口」など、地域資源を活用しましょう。

3. 必要な手続きを進める

売却や贈与を行う際には、以下のような手続きが発生します。

・名義変更(登記の変更)

・売却契約、仲介依頼

・税務申告(譲渡所得税、贈与税など)

・遺言書の作成(公正証書などがおすすめ)

高山市には、空き家対策や相続相談に対応している専門窓口もありますので、不安な点があれば早めに相談しましょう。

■ 高山市での不動産終活の注意点

地方での終活には、都市部とは異なる独自の課題も存在します。

・売却に時間がかかる

高山市では、市街地以外のエリアでは買い手が見つかりにくく、売却まで半年~1年かかることも珍しくありません。雪の多い冬場は内見や取引が滞ることもあるため、春から秋にかけて準備を進めるのが得策です。

・ 相続登記の義務化に注意

2024年からは、相続した不動産の登記が義務化され、期限内に手続きしないと過料(罰金)が科される可能性があります。自分の代で不動産を「整理」しておくことは、次世代への思いやりとも言えるでしょう。

・ 修繕費用が高騰しがち

古民家や築年数の古い物件は、維持費がかかるだけでなく、修繕見積もりが高くなる傾向にあります。「手放す決断」を先送りすることで、売れなくなるリスクも高まります。

■ まとめ:不動産の終活は、家族への最後のギフト

高山市のように、自然豊かで伝統ある街では、先祖代々の家や土地を大切に思う気持ちはとても強いものです。しかし、使われない不動産を無理に残すことが、かえって家族への「負の遺産」になってしまうこともあります。

不動産の終活は、自分自身の人生の整理であると同時に、家族の未来を守るための大切なプロセスです。「まだ元気なうちに、できることから」そう思い立った今が、不動産の終活を始める絶好のタイミングです。

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