不動産コラム

2026/06/13

高山市で家をお持ちの方へ|相続で子どもに負担を残さないために考えておきたい不動産のこと

「この家、将来どうなるんやろうな」
高山市で長く暮らしてきた方の中には、そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

子どもは市外で暮らしている。
昔は家族でにぎやかだった家も、今は夫婦二人、あるいは一人暮らし。

特に高山市では、町家や古民家、広い土地付きの家など、“思い入れのある家”を持っている方が多い地域です。しかし近年、その一方で「相続したけれど住む人がいない」「空き家になって困っている」というケースも増えています。

今回は、高山市で家を持つ高齢者の方向けに、「相続と不動産」について分かりやすくお話しします。

1. 「家を残すこと」が子どもの負担になることもある

昔は、「家を子どもに残すこと」が親としての役目のように考えられていました。

しかし今は時代が変わっています。

◎ よくあるケース

子どもが名古屋や東京で暮らしている

・高山市に戻る予定がない

・古い家の管理が難しい

・雪下ろしが負担になる

そのため、相続した家が「資産」ではなく、「管理の負担」になってしまうこともあります。

特に高山市は雪国です。空き家になると、

・屋根の傷み

・水回りの劣化

・雪害

などが進みやすく、放置すると家の価値が下がってしまいます。

2. でも、高山市の家には“価値”があります

一方で、「古いから価値がない」と思っている家にも、実は需要があるケースがあります。

◎ 今、高山市で求められているもの

・町家暮らし

・古民家リノベーション

・移住用住宅

・民泊や宿泊施設

特に高山市は観光地として人気があり、飛騨らしい家に魅力を感じる人が全国から集まっています。

つまり、昔ながらの家が「古い家」ではなく、“高山市らしい資産”として見直されているのです。

3. 元気なうちに考えておくことが大切

相続の話は、「まだ早い」と感じるかもしれません。

しかし実際には、元気なうちに考えておくことで、子どもの負担を大きく減らすことができます。

◎ まず確認したいこと

・家の名義はどうなっているか

・土地の境界は分かっているか

・固定資産税はいくらか

・子どもは将来住む予定があるか

こうしたことを整理しておくだけでも、相続後のトラブルを防ぎやすくなります。

4. 「売る」ことは悪いことではない

中には、「先祖代々の家を売るのは申し訳ない」と感じる方もいます。

しかし、誰も住まない家を無理に残すことが、本当に家のためになるとは限りません。

◎ 最近増えている考え方

・必要な人に住んでもらう

・若い世代へ引き継ぐ

・古民家として再活用してもらう

つまり、「家を終わらせる」のではなく、“次につなぐ”という考え方です。

高山市では、古民家を活かした宿やカフェも増えており、「また家に人が集まる場所になる」というケースもあります。

5. 相続で大切なのは「お金」より「安心」

相続というと、税金や財産分与の話ばかりが注目されます。

しかし本当に大切なのは、

・子どもが困らないこと

・家族が揉めないこと

・大切な家をどうするか決めておくこと

ではないでしょうか。

何も決めずにいると、

・名義変更ができない

・空き家になる

・子ども同士で意見が分かれる

といった問題につながることもあります。

まとめ

高山市で家を持つ高齢者の方にとって、不動産相続は「財産の話」であると同時に、「家族への思いやり」の問題でもあります。

町家や古民家、長年住んできた家には、たくさんの思い出が詰まっています。だからこそ、“どう残すか”だけでなく、“どう引き継ぐか”を考えることが大切です。

元気なうちに少しだけ家族と話してみる。
家のことを整理してみる。

それだけでも、将来の安心につながります。

そして高山市の家には、次の世代につながる価値があります。
「住まなくなる家」ではなく、「誰かに受け継がれる家」として考えてみることが、これからの相続では大切なのかもしれません。

お問い合わせはこちら