不動産コラム

2025/10/12

【高山市】「また水道管が…」空き家の冬トラブル、放置と決断の分かれ道


「また水道管が破裂した」「屋根から雪が落ちて近所から苦情が…」

高山市の冬は、全国有数の豪雪地帯ならではの厳しさがあります。そんな中、空き家を所有している方が毎年のように直面するのが「冬のトラブル」。中でも水道管の破裂や凍結、屋根の雪害、換気不足によるカビや腐食は、多くの所有者にとって頭の痛い問題です。

この記事では、高山市における空き家の冬のトラブル事例と、放置と活用・処分の「分かれ道」について詳しく解説します。

■ 冬に起きやすい空き家トラブルとは?

高山市では11月末から雪が降り始め、2月にかけて氷点下の日が続きます。この時期、特に多いトラブルは以下のようなものです。

1. 水道管の凍結・破裂

空き家では通水や暖房がされていないため、室内の水道管が簡単に凍結します。一度凍ると膨張により破裂し、水漏れで床や壁を腐食させることも。

例:
「年明けに様子を見に行ったら、1階の床一面が水浸しで床板が浮いていた」
→ 修理・復旧費用:40万円超

水漏れで莫大な水道代が請求されることもあります。

2. 屋根や雨どいの損傷

雪の重みや落雪によって、瓦の破損・雨どいの歪みが頻発。放置すると雨漏りが進行し、建物の寿命を縮めます。

3. 結露・カビ・害虫の発生

断熱が不十分な古い住宅では、換気不足により冬でも結露が起こり、カビや木材腐朽菌の温床になります。また、屋内が静かになることでネズミや虫の住処になることも。

■ 放置を選ぶと、どうなるか?

「別に住む予定もないし、壊れても困らない」と考えている方も多いかもしれません。しかし、放置には次のようなリスクがあります。

● 維持費が年々増える

・水道管破裂

・雪害による屋根修理

・害虫駆除・衛生問題

● 周囲への影響 → 苦情・損害賠償も

落雪や倒木で近隣に被害を与えた場合、所有者に損害賠償責任が生じる可能性もあります。高山市では、積雪量の多い地域で「空き家の管理義務」についての啓発を強化しています。

● 建物の資産価値が低下

修繕が追いつかない空き家は、時間の経過とともに資産価値が大きく下がります。10年放置で土地としても売れにくくなるケースも。

■ 「手放すか?」「活用するか?」決断のタイミング

では、空き家を持っている人はどのように判断すればいいのでしょうか。ポイントは「今後10年の見通し」と「維持管理の実行可能性」です。

【A】維持できるなら、活用を検討

・定期的に訪れることができる

・近くに住んでいて目が届く

・改修・賃貸に興味がある

→ 高山市の「空き家バンク」や移住者向けの補助制度を活用して賃貸・売却の可能性を探ることができます。

【B】管理が難しいなら、売却・解体を検討

・遠方に住んでいて冬期の訪問は困難

・年々修繕費が負担になっている

・相続人が他にいない

→  地元の不動産会社や行政の空き家相談窓口に早めに相談し、「売れるうちに売る」判断を下すのが得策です。

■ 高山市の支援制度・相談窓口も活用しよう

高山市では空き家対策として、以下のような支援制度があります。

・空き家バンクへの登録・紹介

・空き家改修費の補助金(条件あり)

また、冬期の管理代行サービスを提供する地元業者も存在しており、費用を抑えて見回りや除雪を依頼することも可能です。

■ まとめ:決断の遅れが「負の資産」を生む

空き家の冬トラブルは、一見すると「些細な修理」のように見えますが、実は放置の代償は年々大きくなります。水道管1本の破裂が、家全体の腐食と売却不可に繋がることもあるのです。

「今年の冬も何とかなるだろう」ではなく、「この家をどうしたいか」「誰が管理できるか」を今こそ明確にするタイミングです。

高山市という雪国ならではの地域性を踏まえ、空き家との向き合い方を一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか?

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